ユニークなルックスで水族館やグッズでも人気のあるダンゴムシの仲間「オオグソクムシ」と麦芽を使用した発泡酒、「オオグソクムシと麦の酒」が誕生した。開発したのは、東京23区内で3店舗を構えるジビエ居酒屋「米とサーカス」と、岡山県にある「吉備土手下麦酒醸造所」だ。
構想から5年をかけて完成した「オオグソクムシと麦の酒」には、静岡県駿河湾で獲れたオオグソクムシを使用する。水深150~600mの深海に生息し、水中の有機物なら何でも食べることから「深海の掃除屋」とも呼ばれるオオグソクムシ。エビや蟹に似た風味が特徴で、香ばしく焼いて粉砕したオオグソクムシをたっぷり麦汁に加え、発酵・熟成させた。
オオグソクムシが日本の酒税法の”副原料”に該当しないためジャンルは「発泡酒」となるが、ビールと同じく麦芽50%とホップを加え、ビールと同じ製法で丁寧に醸造されている。瓶から注ぐと明るめの銅色が美しく、モルトのほろ苦さとコク、後味にオオグソクムシがふわりと香る。キンキンに冷えた状態よりも少し室温に戻したくらいの温度で飲むのが、香りが立ってより美味しくなるという。
オオグソクムシと麦の酒」は、米とサーカス 高田馬場本店・渋谷PARCO店・ダービー通り店で提供されるほか、今年春からは公式ECサイトでの販売もスタートする予定。
オオグソクムシと麦の酒 原材料:大麦麦芽(ドイツ製造)・オオグソクムシ・ホップ 麦芽使用料:50% アルコール:5.0% スタイル:上面発酵(エール) 内容量:330ml 価格:1,980円
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