大きな目玉をギョロリとこちらに向けるダイオウイカ。
ソーダ水の中をダイブするかのような白い潜水船。
胸びれで深海底をスタスタ歩く人間くさい魚。
そんな光景に、心をぎゅっと
掴まれたことはないでしょうか。
深海はずっとずっと昔から、人を惹きつけてきました。
19世紀の半ばまで、生き物は存在しないと考えられていた深海に人類がはじめて到達し、生きている魚を見たのは1930年6月。
「ほんとうに生物はいないのだろうか?」と考えた人々が深海を目指しはじめた1840年代から、100年近くが経った日のことでした。
先人たちのまっすぐな好奇心と、それを後押しした人々のおかげで、深海にたくさんの生き物がいるとみんなが知るようになりました。
200年が経った今も世界中で連綿と続く深海研究がわたしたちの暮らしや常識を変える日が来るのは、何世代も先のことかもしれません。
けれども、その意志を受け継いでいくためには今を生きるわたしたちが好奇心を絶やさないことが必要です。
だから、フカメディアは深海をとりまく“今”を広く、深く伝えたい。
好奇心をくすぐる知の深みがそこにあれば、フカメディアの好奇心の目はどこにでも現れます。
このフカメディアの活動をどうか皆さまの好奇心で支え、育ててください。