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ヘンテコに迫る59日間。奇妙奇怪を解き明かすゾクゾク深海生物2025

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1月17日から、東京・池袋にある「サンシャイン水族館」で今年もまた、ゾクゾク深海生物が開催される。そう、今年もまた。冬の風物詩といっても差し支えないくらい、恒例となったこのイベントは2017年から年に1度の開催を重ねてきて、9回目となる。

いよいよ年の瀬の気配がじわりと忍び寄ってくる時期になると毎年届く、サンシャイン水族館からの報せ。「あぁ〜、もうそんな季節」としみじみするその感覚は、テレビでグラコロを連呼するCMを見た時に感じる時の流れの早さに匹敵するのではないか。

寒い時分に深海生物イベントが開催されるのは、気温とともに海水温も下がり、ふだんは暗く冷たい深海にいる生物たちが浅いところへ上がってくるからだ。生物たちにとって水温差が小さくなった冬の浅海は過ごしやすく、人間にとっては海面により近い方が採集しやすい。

生体展示が予定されている生物の一種、ヒレを脚のように使って深海底を歩くアカグツ。

今年のサブタイトルは「奇妙奇怪ヘンテコ深海生物」。彼らのヘンテコな特徴にスポットをあて、生体展示・化石展示・標本展示の大きく3つの手法でさまざまな生物たちを展示するという。

標本展示では生きている時の見た目をある程度維持できる手法・色彩保存が多数登場。

硬骨・軟骨をそれぞれ赤と青に染め分け他の組織を透明化させた透明骨格標本……たぶんすごい技術を確立した冨田伊織さんの作品も展示される。

生体は水族館スタッフが深海底引き網漁の船に乗り、勇ましく採集したものが展示される。いまのところ、アンコウの一種・アカグツや近ごろ知名度が上がりつつあるのを感じるミドリフサアンコウ、ヒラアシクモガニなどが予定されている。

ヒラアシクモガニ、聞き慣れないやつ。その名前のとおり昼はクモのように這いつくばっていることが多いカニの一種だが、鳥羽水族館によると「夜になるとカッコ良く立ち上がる姿を見かけます」。

昼と夜で違う顔を持ちすぎているヒラアシクモガニ(鳥羽水族館 飼育日記より)

あっ!ハサミじゃなくて、そこ(第1歩脚)持ち上げるんだ!なにかフリップボードを持たせたくなる立ち姿をしている。ヒラアシクモガニにエスプリの効いたひと言を書きしたためたフリップを持たせる大喜利とか流行るんじゃないか。とにかく生きている姿をぜひ見たい。がんばって採集してきてほしい。

展示のほかにも、例年開催しているバックヤードで深海サメなどの冷凍標本におさわりできる「ゾクゾク深海ツアー」や、今年はコンプリートすればオリジナルステッカーがもらえるスタンプラリー、イベント限定のオリジナルグッズ販売もあるとのこと。

暗闇で光る「オリジナル蓄光キーホルダー」(4種+シークレット1種/各627円)。

さあ、皆の者。スケジュールを空けろ。新幹線の切符を取れ。勝どきをあげて池袋に集合!

ゾクゾク深海生物2025
開催期間:2025年1月17日(金)〜3月16日(日)
時間:10:00〜18:00 ※最終入場は17:00
場所:サンシャイン水族館
   東京都豊島区東池袋三丁目1番
   ワールドインポートマートビル屋上
スペシャルサイト:https://sunshinecity.jp/file/aquarium/zokuzoku_deep_sea/
Twitter(X):https://twitter.com/Sunshine_Aqua

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